自己成長時代、こうすれば悩みを解決し相談力は高められる!

和田 隆

不確実性の高い時代において、いきいきと働き続けるために、「個の力」に関心が高まっています。企業主導から個人主導のキャリア形成が求められている現在、自分の力で殻を破って成長していくことが求められる時代が到来しました。ここでは、全国の企業で働く人のウェルビーイング向上を支援している公認心理師の和田隆さんに、自己成長につながる悩みの解決法と相談力の高め方についてうかがいました。

5. 相談相手には必ず感謝の気持ちを2回伝える

相談力を高める重要なポイントであるにもかかわらず、実際には軽視されがちなことがあります。それは、結果にかかわらず必ず相談相手に「感謝の気持ちを伝える」ことです。
 
 相談をしたその場でのお礼の言葉は言うまでもなく、相談の結果どうなったのか、その報告もかねて事後に必ず連絡することが大切です。
その際、よい結果に結びついたのなら「おかげで、うまくいきました」と伝えます。
たとえよい結果にならな
 自分に感謝してくれる人を嫌いになる人はいません。感謝してくれる人なら、何度相談されても負担を感じるどころかむしろ喜んで相談に乗ってくれるようになります。相談にのってくれた人には、最低2回は感謝の言葉を伝えることをお勧めします。
 

私は『自分の殻は中から破れ!』(方丈社)という本で自己成長のメソッドをまとめました。ここで紹介した「悩みの棚上げ」「ベネフィット・ファインディング」「相談力の向上」はそのメソッドのほんの一部です。さらに自分で自分を成長させる手法を知りたいという方は、ぜひご一読いただければと思います。

和田 隆 (わだ・たかし)
メンタルプラス株式会社代表取締役、ウェルリンク株式会社シニアコンサルタント、東京消防庁消防学校講師、札幌観光大使。
公認心理師、1級キャリアコンサルティング技能士として、講演、研修、面談の指導実績15万人以上。
人と人が支え合うことが最大のメンタルヘルスケアと信じ、メンタルヘルス対策やハラスメント防止、キャリア形成など、独自に開発したメソッドで支援している。
主な著書に『テレワーク時代の「心のケアマネジメント」』『最新パワハラ対策完全ガイド』『パワハラをなくす教科書』『仕事のストレスをなくす睡眠の教科書』
『自分の殻は中から破れ!』(いずれも方丈社)がある。メディアにも多数出演。