「楽しむこと」を優先すれば ゴルフは心の健康に役立つスポーツ

村瀬 雅宣

ゴルフとメンタルヘルスの関係について6回にわたってご紹介します。

3. 自分の特性を知ること、行動のルーティン化そしてビジョンの構築

メンタルの処方箋は個人差があり、それぞれ違いますが、ミスを回避するには「自分の特性を知ること」
「行動をルーティン化すること」「目指すビジョンを構築すること」、この3つが必要です。

自分の特性を知るとは、ゴルフに限って言えば、スイングやショットの個性、スコア上の実力、自分の感情や感性を認知することです。
自分の特性を素直に受け入れることができて、楽しくラウンドすれば、ミスの確率は低くなります。

ボールを打つ時に緊張しすぎてしまう人には、行動のルーティン化が効果的です。
行動のルーティン化とは、毎回ボールを打つまでに同じ動きをする一連の準備動作(プリショットルーティーン)のことをいいます。

ルーティンには、人によってやり方が異なりますが、ショットの前の素振りの回数を決める、足の位置の決め方を一定にしておく、
常時同じワッグルをするなどがあり、ショットの準備のための行動を習慣化させます。

ボールを打つ前に常時同じ手順を踏むと、無意識に「これからボールを打つ」と自分に言い聞かせることになり、
「心&身体」の準備ができます。
心の準備ができるとプレーのリズムがよくなり、自然と緊張が解けます。

※2019年2月発刊 COCORO第25号をもとに掲載しています。
村瀬 雅宣 (むらせ まさのぶ)
1953年生まれ。駒場東邦高校、一橋大学社会学部卒業。大学在学中は体育会ゴルフ部キャプテンを務める。

大学卒業後、東京海上火災保険、日鉄住金保険サービスを経て、一橋大学ゴルフ部元監督、全三菱ゴルフ会理事長、関東学生ゴルフ連盟理事、首都大学東京(現:東京都立大学)講師(ゴルフマネジメント講座)などを務める。
ゴルフメンタルカウンセラー(日本メンタルへルス協会プロコース公認)、ゴルフアンチエイジングプランナー(財団法人アンチエイジング学会公認)、日本ゴルフジャーナリスト協会会員。ゴルフ雑誌投稿多数あり。

ハンディキャップ4.1、ドライバー飛距離平均250ヤード、得意クラブウエッジ3本。関東シニア本選進出。